当デジタル絵画教室は、単発受講の方も長期の方も個人レッスン(マンツーマン)です。
街の絵画教室では、先生が生徒たちを集めてお手本を見せる、1対多数の集団レッスンがほとんどかと思います。
では個人レッスンだとどんなメリットがあるのか。はたまたデメリットはないのか。当教室の特徴をからめつつ、ご紹介します(^^)
個人レッスンで習えるメリット
目の前でじっくりお手本を見られる
絵の教室では、先生がお手本を見せる、生徒さんがやってみる、の繰り返しで進んでいきます。
私自身も経験があります。ある水彩画の教室で、そのときは20名近くの参加者が先生を取り囲んでいました。運良く先生のすぐ後ろをキープできた人がいる一方で、私は2・3人の生徒さんの後ろに立っていました。
前の人の肩の横から頭をのぞかせて、先生のお手本を見ようともう必死(笑)。それでも一部は見えませんでした。
習い始めたその日から、マイペースに学べる
習い事の初日って、とても緊張しますね。教室の雰囲気やまわりの人たちが気になってしまい、楽しむどころではないのでは。
もし質問したいことがあっても、他の生徒さんの間をまわってる先生にいつ声をかけたらいいのか、タイミングに気を遣ってしまったり。
当絵画教室では初回レッスンの生徒さん、体験イベントの参加者さんからもたくさんの質問をいただきます。
言うまでもなく、私たちは初対面です。お互いの人となりもよくわかっていません。それでも生徒さんが臆さず話しかけてくれるのは、やはり個人レッスンならではの距離の近さだと思います。
集団型の教室では、先生をつかまえて質問するというのは案外めんどう。他の人も質問をしたくてウズウズしていることを、生徒たちはお互いにわかっています。
うまいこと先生を呼び止めても、ゆっくり質問するのは難しいでしょう。後の人のためにあまり時間をとってはいけないと気が焦り、先生の方でも待っている人の存在を常に気にしているからです。
声をかけるのが苦手でも、講師の方から声をかけてもらえる
「先生!」と声を上げて、呼び止めるのが苦手という方も中にはいるのでは。
集団型の教室では声をあげると妙に目立ってしまったり、先生に気付いてもらえなくてやきもきすることも。
この先生を呼んで質問するという作業、地味に気を遣って私は嫌いでした。絵を描きに来たのに、それ以外のことで消耗するってなんだかなぁ……と思ったものです。
講師が見ているのはあなたおひとりだけ。ペンが止まって悩んでいるようだったら、すぐ気に気づけます。わからないところを聞けずに終わってしまった、なんてことはありません。
休憩を好きなタイミングでとれる
なぜなら、休憩を必要とするタイミングと理由は人それぞれだからです。
トイレはもちろんのこと。腰痛で長時間座っていられない、目が疲れてきたので休憩したい、家族からLINEが入ったので返信したい、インタホンが鳴って来客が来た、などなど。
集団型の教室だと、途中で席を離れるのはやはり目立つ部分がありますよね。その点個人レッスンでは、持病をお持ちの方でも気楽に参加していただけると思います。
その場で聞けなくても、帰ってからLINEやメールでゆっくり質問できる
レッスン時間には限りがあります。「あ、ここ聞きたい!」と思っても、終了時刻で聞けなかった。次回質問しようと思ったときには忘れていた、そんな経験ありませんか。
また家で復習していると、わからないところが出てきてもすぐ聞けないので困りますよね。
色の積み重ねやブレンドで描いていく絵は、そこだけ飛ばして次へ、ということができない場面も多いからです。結局そのまま復習できず終わってしまった、なんてことも。
当絵画教室では生徒さん向けに、メール、LINE、TwitterのDMを公開しています。
深夜・土日でもOK。24時間以内には回答を送ります。たまたま手が空いていれば、すぐお返事できることもあります。
デジタル絵画だと、パソコンやiPad関連の質問もきっと出てきますよね。絵を保存したものの、どこに入っているのかわからないとか。私は元パソコン・タブレット講師なので、機械関係の質問にもお答えできます。
ひとりひとりの個人として、講師に向き合ってもらえる
ひとりの講師が見られる生徒さんの数には、おのずと上限があります。
これは習い事の教室でも、企業の研修でも同じです。先生が悪いのではなく、単に数量的な限界です。
企業付きのPC講師だった頃、新人研修で一度に100人を越える生徒さんに教えたことがあります。
後日、その時の生徒さんとばったり出会ったのですが。「あの時はお世話になりました」そう笑顔で言われたものの、私にはまったく記憶がありませんでした。人数が多いとどうしても、目立った生徒さんの記憶しか残らなくなります。
本当に絵を描けるようになりたいと思ったら、集団のひとりではなく、個人として指導を受ける必要があります。
また絵が苦手な方、まったく経験のない方は、自分の得意とするところを見極めてもらい、才能を伸ばすためのアドバイスを受けられるかどうかで結果が大きく変わってきます。
個人指導のデメリット
ここまでは個人指導のメリットをご紹介してきました。一方で、人によっては個人指導がデメリットと感じられる部分もあります。
受講料が高い
街の絵画教室では、月謝が1ヶ月3千円以下のところが多数を占めています。それに対して、個人レッスンはどこも1時間あたり5千円前後はします。正直高い、と感じる方もいらっしゃるのでは。
「安い月謝で、いつか絵を描けるようになればいいな」という人もいれば、「高くてもいいから、短期間で一生使えるお絵描きスキルを身につけたい」という方もいます(当教室は後者の方針です)。
楽器など他分野の習い事でもそうですが、個人指導や少人数制の教室を選ばれる方は、「なるべく早く、使えるスキルを身につけたい」。そんな思いがあるのかもしれません。
少ない人数で、きめ細かい指導が受けられる。実践力育成を重視したレッスンを受けられる。
そこに価値を感じられるかどうかか、集団型と個人指導型教室を選択するポイントのような気がします。
1対1だと逆に緊張してしまう人もいるかも?
私自身はどちらかといえば口下手です(^^ゞ ですので実をいえば、1対1の方が話しやすいタイプです。生徒さんも比較的おとなしい方が多いように感じています。
生徒さんたちも初回のレッスンからいろいろと質問してくれたり、絵に対する思いなど話してくださいます。これが1対10などの多数相手だったら、きっとそう多くの会話はもてなかったのではないでしょうか。
個人指導だからかえってやりにくい、と感じている生徒さんは(私が見た範囲では)いないようです。
でも人によっては、先生の注意が多数に分散される1対多数の方が緊張しなくていい、と思われる方もいるかもしれません。そんなの会ってみないとわからない、という方はぜひ一度体験イベントに参加してみてください(^^)
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みんなでワイワイできない。講評タイムがない
生徒さんが多い絵画教室では、自然と生徒さん同士の交流が生まれます。中には、レッスン帰りに飲み会を行っている教室も。
人付き合いが苦手な方、ひとりでコツコツやりたい方にはまさにうってつけ。けれども社交的な方にはさぞ物足りないだろうと思います。
また集団型教室ではおなじみの講評タイム。全員の作品を前に張り出して、先生がコメントをしていくアレです。これも当教室にはありません。
絵が上手い人にとって、講評タイムは楽しみのひと時です。でも絵に自信がない方にとって、自分の絵を大衆の目の前にさらされるのは苦痛以外のなにものでもありません(←経験者)。
もちろん、自信作だから教室内に張りたい、SNSへ投稿してみたいという方は喜んでご相談に乗ります(^^♪
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