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自分の絵を最高のクオリティで仕上げてみたくないですか?
コツコツと時間をかけて、一筆ずつ丁寧に仕上げた力作。いとしいわが子のような作品。
印刷して飾るなら、一番立派な晴着をきせてやりたいのが親(作者)心ですよね(^^)
デジタルで描いた絵をきれいな作品として仕上げるためには、印刷精度、紙、額縁、この3つがカギとなります。
最近は技術の進歩もあり、印刷屋さんに頼まなくても、個人宅で個展レベルの作品を作れるようになりました。
印刷のクオリティは用紙が決める
私自身、印刷屋さんに何度かプリントを頼んだことがあります。
でも結果として、良い紙を使って自宅のプリンタで印刷したものが一番きれいでした(※印刷所と家庭用のプリンタの違いなどありますが、理由はここでは省きますね(^^ゞ)。
市販されている家庭用プリンタのほとんどは、インクジェットというタイプのものです。
通常印刷するときは、このプリンタにあったインクや用紙を電気店や通販で買うのが一般的だと思います。
絵をきれいに印刷したければ、ここでお金をかけます。アート作品専用のインクジェット紙を購入するのです。
アート作品向けのインクジェット紙を購入する
たとえば、私が愛用している紙専門店の竹尾さんだと、1㎡くらいの大きさで1枚数百円~3,000円程度で購入できます。
おすすめは1,000円以上のクラスの紙。水彩紙のように、凹凸の質感のあるものもあります。
ちょっとお高いですが、そこらで買える写真紙やマット紙とは次元の違う仕上がりになります。
特にArtRageのような絵画系お絵かきソフトで描いた絵は、専用紙でこそ色の深みや質感を表現できます。
額縁とマットで、絵は作品からアートに化ける
額縁は案外安い
絵を飾るといったら額縁。この額縁で、絵は一皮むけてアートになります。
額縁というと高いイメージがありますが、実は千円程度から買えます。
この価格でもガラスが入り、壁に吊るための紐もセットされています(※壁側の取付け金具は別売り)。全部付いていると思えば、千円は十分安いかと。
額縁とマットの選び方に迷ったら、プロにおまかせ!
私が自分の絵を初めて額装した時は、額縁選びからプロに任せました。
※額装(がくそう、と読む。絵の見せ方を考えながら、額縁に絵を固定すること)
世界堂という大手文具店があります。そこの額縁コーナーへ絵を持って行って、「この絵に合う額縁をこれくらいの予算で探してほしい」と頼みました(プロのアドバイスを受けながら額を選べる、相談カウンターが用意されています)。
スタッフのお兄さんが私の絵を額縁にあてがい(恥ずかしいっ)、額縁の候補をいくつかあげてくれます。絵を縁どるマットという厚紙も、私自身は何色がいいのかさっぱりわからず、結局はおすすめのものをチョイスしました。
あくまで自分自身で選びたいという方は、事前にオンラインの額縁シミュレーターでリハーサルしておくと、絵に合う色の額を選びやすいと思います。
絵を額装すると、アーティストとしてもレベルアップする
後日額装された絵を受け取り、雑貨屋さんに納品しました。
箱をあけて中を見たときの感動は、いまでも鮮やかに覚えています。どうして良いカメラで写真を撮らなかったんだろう?と悔やんだほど、美しい仕上がり――まさにアートでした。
女性が化粧で化けるように。絵は額縁とマットで化けます。この変化を見てしまった私は、それ以降チープな額に絵を飾れなくなりました。
今回は全部おまかせだったものの、価格は額縁+マット(インチサイズ)で1,500円前後でした。額装の人件費込みで、とてもお安い買い物だったと思います。
デジタルで絵を描く人こそ、一度は額装を体験してみて
デジタルで描いた絵は印刷しなくても、パソコンやスマホで見られます。そのため、額を買ってきちんと額装したことがないという人が意外と多かったりします。
確かに少しお金はかかりますが。一度体験すると、アーティストとしてのレベルもワンランクアップします。
額とマットを付けただけで、自分の絵が様変わりするのを目の当たりにし、額装も絵の見栄えを変える表現の一環なのだと意識するようになるからです。
絵を描き始めて、思い入れのある一作ができたら。ぜひ額縁屋へ足を運び、額装を頼んでみてください。そしていずれはあなた自身の手で額装し、作品を着飾ってあげられるようになったら素敵ですね(^^)