パソコン絵画教室をプライベートレッスンにしようと決めた理由
当パソコン絵画教室はマンツーマンレッスン制です。上達の段階に応じたドリル問題をご用意。生徒さん個人個人のペースに合わせて進められます。基礎力がついてから本番の絵へ進むというスタイルなので、ゆったりペースの方でも一歩ずつ学んでいけます。
絵の教室だとその都度モチーフが決まっていて、時間が来たら終わりというところが多いかと思います。毎度新しい課題に挑戦できるのは楽しい反面、遅筆な方だといつも作品が仕上がらず、描く力が育ちにくいという問題も。
それなら描く中で力をつけるやり方ではなく、描く前に力をつけた方が効率が良いし、楽しく描けますよね。
また同じモチーフの絵を並べると差異が際立ちます。上手な人は気にされないと思いますが、そうでないと感じている人にとっては相当なプレッシャーになります。嫌でも人と比較してしまうからです。だから私は生徒さんの作品を講評はしません(※もし意見を求められたら、お答えはします)。
実は私には、絵画教室に通って挫折した経験があります。その時感じた「こうだったら良かったのに」を反映したのがこの教室なのです。
絵が描けない歴20年で教室デビューしてみたら
描くペースがどうにも遅い私。最初は良かったけれど……
子どもの頃から絵が苦手で、それでもどうしても描けるようになりたくて飛び込んだ絵画教室。必要なブランド画材もすべて買い揃えました。
それでも心が折れてやめてしまった理由。それは周囲のペースにまったくついていけないからでした。
カルチャースクールに属するこの教室では、年数回のスタート時期が決まっています。同じ時期に入会した人たちと私は、同じようにまっさらの状態で始めました。モチーフは毎回違うものが用意されるタイプの教室でした。
けれども。回を重ねていくつもの作品を経るうちに、私と彼らの実力はどんどん開いていきました。
その時点で絵が描けない歴20年だった私。絵を描くという行為に対して要領が悪いのか、時間内に作品を描き終えたことはほとんどありませんでした。そのため1つの作品から得られる経験値が極めて低く、その積み重ねで差が大きく開いたのだと思います。
うまく描けない。周囲との実力の差は開く一方
絵画教室ではお互いの作品を見せて学び合います。初めの頃は隣りの人が私と同じくらい下手(失礼)だったので、特に気にしませんでした。
でもある時、そっと隣りの人の絵をのぞいてみたら――色むらもなく、明暗も完璧な絵に仕上がっていました。
この人が特別上手だったわけではありません。作品の講評タイムでボードに張り出された、他の人たちの作品も立派でした。私はというと、できれば見ないでほしいと願わずにいられない出来映え……。
私なりに自宅で作品の続きを描いたり、先生が出版された教本に取り組んで復習はしていました。それでも到底埋めきれないほどの差があったんです。まさに焼け石に水、ですね(^^ゞ
そして、あるとき。あまりにできない私をじれったく感じたのでしょう。お手本を見せてくれていた先生が「こんなに簡単なのに?」とつぶやいたんです。
それ以前に「もういいかな」と思い始めていた私は、この先生の一言でやめる決心がついたのでした。絵が描けるようになった今でも、教室で感じていたあのみじめさは覚えています。
プライベートレッスン制だから、自分のペースでゆっくり力を伸ばせる
お約束します。どんなに絵が苦手でもみじめな思いはさせません
プロになるための修行ならまだしも。趣味で楽しもうとしていることで、こんなみじめな思いをする必要はないですよね(^^) 自分の生徒さんには間違ってもそんな思いをしてほしくありません。
他に生徒がいなくて、講評タイムもなければ、生徒さんは周囲と比べずにすみます。そしてひとつの課題に時間の区切りを設けなければ、どんなに遅筆な生徒さんでもひとつの作品を仕上げてから次へ進めます。
みんな一緒ではなく個人のペースで進めるから、時間内に課題が終わらなくても焦らずにすみます。また次回続きをやればいいのですから。
そう考えておのずと出てきたのが、マンツーマンレッスンスタイルでした。
私は人生の大半を”絵が描けない人”として生きてきました。あまり大きな声では言えませんが、絵が描けるようになってまだ10年と経っていません。スキルの面ではベテランの先生方には到底及びません。
その分、描けなくて悩んでいる方の気持ちにより近いところで寄り添える。それが強みだと思っています。
これまで絵画教室は避けてきた、そんな方にも安心して続けていただけます
集団教室では、勉強の意味もあってどうしてもお互いの比べ合いになります。
着々と力をつけていける方には、そんな切磋琢磨の環境が合っているのですが。私のように描くことに対して自信がない、という方にはかえって逆効果。自信をなくし、やる気をなくしていくという悪循環にしかなりません。
かつての私のように。絵に対する苦手意識が強い方には、「人と比べられる絵画教室は避けてきた」という方も少なくないのではないでしょうか。
かといって、独学は難しい。そんな方はぜひ当教室に声をかけてください。お気持ちも聞かせてください。焦らず一歩ずつ、あなたらしくマイペースで絵をはじめてみませんか。
当教室は絵が描けない方に特化した教室です。まったく描けない状態から一歩前に出るためのあの手・この手をご提案いたします。