デジタルなのに手作り感たっぷり!猫の郵便スタンプ風イラストの描き方

エアメール風猫スタンプの図
目次

スタンプイラストは、過去の線画を再利用できる

今日は郵便スタンプ風の猫イラストを描いてみます。

過去イラストの線画を活用できるので、お絵描きライフがマンネリ化してきた方にもおすすめ。ちょっと手間はかかるものの、デジタルらしからぬ手作り感を堪能できますよ~。

今回はお絵描きアプリ「Artrage(アートレイジ)4」に搭載されている、「ステンシル」というちょっと変わった機能を使って描きます。

昔図工や美術の授業で、マスキングやレタリングってやりませんでした?

ステンシルはそれらに近い機能です。ある部分だけ色を塗る、または塗らずに白紙のまま残すことができるんです。こんな感じで、何枚ものステンシルが付属しています。

ステンシルの一例

なお残念ながらステンシルは、iPad・Android版Artrageに未搭載です。Windowsタブレットまたは、PC(Win/Mac)用Artarage4の機能となっております。パソコンをお持ちでしたら、無料体験版で試してみてくださいね。

ステンシル化の前準備。不要なものを消して、線画レイヤーをまとめる

本日のネタはこれ、以前描いたアビシニアンです。基本2色(赤と白)の表現にしたいので、形に特徴がある子をチョイスしてみました。作業はWindowsタブレットで行っていきます。

スタンプ元絵の図

体のベース色はスタンプの白で表現することにします。わかりやすいよう、体の塗り潰しレイヤーは非表示にしました。また線画のレイヤーがバラバラだったので、「頭部」「胴体」の2つにまとめました。

線と模様だけの猫イラストの図

ステンシルをたくさん作ると手間ですし、PCと違って馬力のないタブレットなのでフリーズしかねません。スタンプ化に不要なレイヤーは今のうちに削除してきます。

猫の線画レイヤーからステンシルを作成する

頭部の線画レイヤーからステンシルを作成します。

赤いのがステンシルです。

猫頭部の線画レイヤーステンシル化の図

線画レイヤーを非表示にすると、ステンシルの全体像がよくわかります。

ステンシルの赤い部分が、マスキングテープのような役割を果たします。上から塗っても色はつきません。白い部分のみ色がつきます。

ステンシルの使い方

色塗りは、筆圧を弱めた(色付きを薄くした)赤のパステルを使います。キャプチャは左耳を塗っているところです。

ステンシルで作画の図

描き終わったので、ステンシルを非表示にしてみました。

頭部輪郭のスタンプ化完了の図

模様や目など小さな塗り潰しもステンシル化し、塗り潰していく

あとはひたすら同じ作業の繰り返しです。模様の部分はパステルで塗り潰します。

猫頭部の模様をステンシル化の図

だいぶスタンプっぽくなってきました。

猫頭部の模様付け完了の図

手作り感たっぷりなだけに、少々根気の要る作業でもあります。でもどうにか完成。ふ~、疲れた……。

猫イラストスタンプ化完了の図

耳と首の下を薄く塗りたくてたまらなかったのですが、初志貫徹で2色におさめました。一部だけ薄いスタンプなんて現実にありませんしね。

郵便スタンプのパーツを追加する

ここから先は、郵便スタンプのパーツを追加します。丸2つと文字、それから波ラインを加えます。

タブレットの充電が切れちゃったので、ここから先はPC版Artrageで作業を続けました。まずは、猫を囲む円を作成。

猫を囲む円形作成中の図

作成した2つの円の間に、アルファベットを配置します。形状に沿って文字配置が出来ないので、1文字ずつステンシルを回転させて描きました。時間がかかるかと思いきや、慣れてしまうと意外と簡単。角度は目分量です。

猫名をアルファベットをステンシルで描くの図

最後は波ラインです。ペンツールで波線を描いて、それをステンシル化して作りました。

もう細かく塗る気力がなかったので、はみ出てしまった部分はあとから消しゴムツールで消しました。

エアメールの波線の作図

完成です! う~ん、こんなの作っちゃうと次はレターセットを作りたくなりますねぇ。シールメーカーで色違いのシールを作ってみるのもいいかも。

エアメール風猫スタンプの図

追記)スタンプ風イラスト入りのシール素材、できました♪ 無料配布中です

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