図面の応用で、塗り潰し部分を斜線やハッチングで表現できる?
前回の記事で描いたアビシニアン。2色塗りのスタンプイラストに仕上げたものの、やっぱりどうも落ちつかない……。
耳と首を塗りたい。でも通常2色刷りであろうスタンプを考えると、”薄い赤”を使ってしまうのはものすごく邪道な気がします。
そういえば。昔CADの仕事をしていたとき、図面における塗り潰しパターンを線で表していました。斜線やドット、クロスハッチングを漫画のトーンのようにして使うんです。これ、イラストにも使えるかも?
クロスハッチングのステンシルを使って、顔に模様を重ねてみる
スタンプ化最中の猫さんがいたので、うまくいくか実験。
元絵はこれ、スコティッシュフォールドさんです。赤と白の2色でスタンプ化しようとすると、元絵とかなり雰囲気が変わってしまいそうです。
ちょうどArtrageのステンシル一覧に、クロスハッチングがあります。これを使って、猫の顔の薄茶色の部分にハッチングを載せてみましょう。
こんな感じです。むむっ、意外といけるかもしれない。
もっと淡い色を表現するには、普通のハッチングを用いる
胴体にもハッチングし、そのまま最後まで描き進めてみました(※クロスハッチングだと濃ゆい顔になってしまったので、あとからシンプルハッチングに置き換えました)。
いかがでしょう? 元絵のイメージとあまり差異がないのではないかと思います。
おおっと、忘れていました。アビシニアンさんはこんな感じでリニューアルしました。耳の部分はクロスハッチで少し濃い目、地の毛色はハッチングで薄く仕上げています。2色スタンプのときと見た目が全然違いますね~。
さて。すっかりスタンプ風イラスト作りにはまってしまい、素材として使えそうなものもたまってきました。今度シール用イラストとしてまとめてアップしようと思います。
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